さんもん会 ’10 の模様

 
 

去る6月12日「さんもん会’10」が開催されました。

開催時期を春に移して初めての会です。

折しも梅雨入りの前日。快晴の一日でした。


前半の講演会は前回同様、ART COMPLEX 1928にて。

竹中工務店プロジェクト推進本部副本部長の高梨雄二郎さんに、

大阪のほたるまちを題材に、まちづくりの具体的な仕組みについて、お話しいただきました。

情報収集、協力態勢、資金計画、出資元のハンティング、敷地境界を跨ぐエリアの調整、

さらには隣地所有者への協力要請など、陣頭指揮を執られたからこそ知るリアルな事柄ばかり。

建築設計のいわば最上流付近で行われている「生々しい」お話は刺激に充ち満ちていました。


後半の懇親会は、会場を木屋町仏光寺のピッツェリアに移しました。

汗ばむ陽気の中、少しばかり歩いたあとの冷えたビールはおいしかったですね。

2階から鴨川を望む古い町屋のなかを土足で立つ。

天井も内法も低い室内での立食パーティは、ちょっとおもしろいスケール感も同時に

味わうことができました。


さて次回は、秋、東京での開催となります。

春の京都、秋の東京、少しずつそれぞれの特色が出せていければと思っています。


今後とも、さんもん会の活動にご協力をお願い申しあげます。



2010.8.31(ご報告がとっても遅れました。スミマセン)

さんもん会事務局 矢部達也